若さが通用しなくなった後の人生

 

 

――自分にとっての幸せとは何だろうか?

と小さな部屋で考える。

――もう少し、広い部屋に引っ越そうか?

何度もそう思ってみるものの、結局同じ場所にいて、もう10年になる。

 

生活の一部を変えようとするときに感じる抵抗感。

多分、それなりに、今私はこの環境で幸せなのだ。

 

10代の終わりから20代の前半頃

周りにいた大人たちからよく

「ちやほやされているのも今のうち」

「女の人が楽しくやれるのはせいぜい24まで」

なんて言われていた。

 

だからか、「若さが通用しなくなった後の人生、一人で生きていくために必要なスキルを身につけて武装しておかなければならない」というような意識をけっこう強く持っていたように思う。必死に勉強した日々だった。

けれど、24回目の誕生日を迎えた後も、私の人生はそんなに劣化したとは感じなかった。

大きな怪我もしたし、思い描いた通りに物事は進んではくれなかった。

けれど、

歳を重ねるごとに、人生が楽しくなっていっているという実感がある。

少しずつ、自由になっていっている感覚がある。

その楽しさも自由も、何かに、誰かに、依存しないことによって手に入れたものだから、奪われることも、離れて行ってしまうという不安もない。

だから、私は大丈夫だ。

 

何が私の幸せを構成してるのか、要素の一つ一つをすべてあげるのは難しい。

多分、私があまりよくわかっていないから。

ただ、こうして、ドタバタした日々の中で、

ぼんやりとでも「幸せだ」と思えることは、良いことだ。

きっと、これでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2022年の終わりか2023年のはじめの頃に書いて、下書き保存したままだった。

そのままひっそりと置いたままにしておいてもいい気がしたけれど、インターネットの海に流しておく。

2025年の今の私も、「幸せだ」と思えているよ。